DS-160トラブルシューティング集 - 入力ミス・修正・再提出の完全ガイド

約12分
執筆: NewMe留学 編集部
DS-160トラブルシューティングのイメージ

DS-160申請では、入力ミスや送信後の修正、申請番号の紛失など、さまざまなトラブルが発生します。本記事では、実際によくあるエラーパターンと、状況別の正しい対処法を詳しく解説します。

DS-160で起きやすいエラー一覧

入力内容の不一致

  • パスポート記載との相違:氏名のスペル、生年月日、パスポート番号など
  • I-20との不一致:学校名、専攻、入学時期、SEVIS番号
  • 住所のフォーマット:日本語→英語変換、番地の順序、都道府県の略称

技術的なエラー

  • セッションタイムアウト:20分間操作がないと自動ログアウト
  • 写真のアップロード失敗:サイズ、解像度、ファイル形式の問題
  • ブラウザの互換性:Internet Explorer以外での不具合
  • 特殊文字の入力:全角文字、記号、ハイフンの使用

項目選択のミス

  • ビザカテゴリー:F-1とM-1の混同
  • 渡航目的:Community Collegeの選択
  • YES/NO回答:誤解による誤選択
  • 日付フォーマット:MM/DD/YYYYの入力順序

予防策

  • • パスポート、I-20、戸籍謄本を手元に準備してから入力開始
  • • こまめに「Save」ボタンを押す(5分おき推奨)
  • • 入力後、必ず「Review」画面で全項目を確認
  • • 送信前にPDFをダウンロードして保存

送信後の修正は可能?パターン別の対処

入力ミスに気づいた直後

面接予約前の場合

対処法:新規作成して再提出

  1. 1. DS-160サイトで新しいApplication IDを取得
  2. 2. 最初から正しい内容で再入力
  3. 3. 新しいConfirmation Page/Barcodeを印刷
  4. 4. 面接予約時に新しいバーコード番号を使用

※ 古いDS-160は自動的に無効になるため、削除手続きは不要です。

重要な注意点

軽微な誤字(例:Middle Nameのスペル1文字)程度であれば、面接時に口頭で訂正可能な場合もあります。判断に迷う場合は、大使館に事前確認することをおすすめします。

面接予約後・前日/当日

軽微なミスの場合

  • • 誤字脱字(1-2文字程度)
  • • 住所の細かい表記の違い
  • • 電話番号の小さな間違い

対処:面接時に口頭で訂正を伝える

重大なミスの場合

  • • パスポート番号の間違い
  • • 生年月日の誤り
  • • SEVIS番号の不一致
  • • 犯罪歴・ビザ拒否歴のYES/NO間違い

対処:面接予約を再スケジュール

  1. 1. 新しいDS-160を正しく作成・提出
  2. 2. 予約システムで面接日を変更(同じ申請費用で可能)
  3. 3. 新しいConfirmation Pageを持参

絶対にしてはいけないこと

  • • 間違ったDS-160のまま面接を受ける
  • • 面接官に虚偽の説明をする
  • • パスポートとDS-160の内容が異なるまま進める

⇒ ビザ拒否や、今後の申請に悪影響を及ぼす可能性があります。

氏名/ローマ字/住所表記の統一ルール

氏名のローマ字表記

基本原則

パスポートの記載と完全一致させる

例:山田 太郎の場合

  • • Surname (Family Name): YAMADA
  • • Given Name: TARO
  • • Middle Name: (空欄)

よくある間違い

間違い正しい表記理由
OonoONOパスポートに「大野」が「ONO」と記載されている場合
SaitouSAITO訓令式ではなくヘボン式を使用
Yamada, TaroYAMADA / TARO(別欄)姓と名は別々の入力欄

旧姓・通称名がある場合

「Have you ever used other names?」で「YES」を選択し、旧姓や別名を入力してください。パスポートに併記されている場合は、その表記をそのまま使用します。

住所の英語表記

日本の住所の変換ルール

例:東京都渋谷区代々木1-2-3 サンシャインマンション405号室

Street Address Line 1:

Sunshine Mansion #405, 1-2-3 Yoyogi

Street Address Line 2:

Shibuya-ku

City: Tokyo

State/Province: Tokyo

Postal Zone/ZIP Code: 151-0053

ポイント

  • • 建物名・部屋番号を最初に記載
  • • 番地は日本語順(1-2-3)でOK
  • • 区・郡はLine 2に記入
  • • 都道府県はCityとState両方に記入

申請番号・セキュリティ質問を紛失した場合

Application IDを紛失した場合

回復方法

  1. 1. DS-160サイトのトップページにアクセス
  2. 2. 「Retrieve an Application」をクリック
  3. 3. 以下の情報を入力:
    • • Surname(姓)
    • • Year of Birth(生年)
    • • Security Question Answer(セキュリティ質問の答え)
    • • 申請した国・地域
  4. 4. Application IDが表示されます

セキュリティ質問の答えも忘れた場合

残念ながら回復は不可能です。以下の対処が必要です:

  • • 新しいDS-160を最初から作成
  • • セキュリティ質問は必ずメモを取る
  • • 推奨:Application IDとセキュリティ質問をスマホで写真撮影

Confirmation Page(バーコードページ)を紛失

再印刷の手順

  1. 1. Application IDで申請を取得
  2. 2. 「Thank You」ページまで進む
  3. 3. 「Print Application」をクリック
  4. 4. Confirmation Pageが再表示されるので印刷

面接当日の持参物

  • • Confirmation Page(バーコード付き)
  • • 面接予約確認書
  • • 申請費用の支払い証明(レシート)

※ バーコードが印刷されていない、または不鮮明な場合は面接を受けられません。

再提出・差し替え時の注意(Conf./バーコード)

新しいDS-160を提出した場合の影響

重要な原則

面接では、最新のDS-160 Confirmation Pageを持参する

  • • 古いApplication IDは自動的に無効化される
  • • ビザ申請費用(SEVIS費用含む)は再利用可能
  • • 面接予約は新しいバーコード番号で更新が必要

再提出時のチェックリスト

項目確認内容
バーコード番号新しいApplication IDの10桁番号
SEVIS番号I-20と完全一致しているか
写真6ヶ月以内、規定サイズ、背景白
面接予約新しいバーコード番号で更新済みか
印刷品質バーコードが鮮明に印刷されているか

面接予約システムでの更新方法

  1. 1. CGI Federal(ビザ申請予約サイト)にログイン
  2. 2. 既存の予約を選択
  3. 3. 「Edit Profile」または「Update DS-160」を選択
  4. 4. 新しいDS-160バーコード番号を入力
  5. 5. 保存して確認

注意

面接当日に古いConfirmation Pageを持参すると、システムに登録された番号と一致せず、面接を受けられない可能性があります。必ず最新のバーコードを持参してください。

よくある質問

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