学生ビザ延長の完全ガイド|手続きと注意点を徹底解説

約8分
執筆: NewMe留学 編集部
パスポートとビザ

学生ビザ延長が必要になるケース

アメリカ留学中に、以下のような理由でビザ延長が必要になることがあります。

  • コース修了に予定より時間がかかる場合
  • 追加のプログラムや専攻を学びたい場合
  • コミュニティカレッジから4年制大学に編入する場合
  • 語学学校から専門学校・大学に進学する場合
  • OPT(Optional Practical Training)を申請する場合

いずれの場合も、I-20(在留資格証明書)の有効期限内に手続きを開始することが絶対条件です。

ビザ延長の基本プロセス

1. 学校のアドバイザーに相談(3〜4ヶ月前)

まずは所属する学校のInternational Student Advisor(留学生アドバイザー)に相談します。 延長の理由、必要な期間、現在の成績状況などを説明しましょう。

2. 必要書類の準備

以下の書類を準備します:

  • 現在のI-20のコピー
  • パスポートのコピー
  • 財政証明書(銀行残高証明など)
  • 成績証明書
  • 延長が必要な理由を説明するレター
  • 新しい学校への入学許可証(転校の場合)

3. 新しいI-20の発行

学校が書類を審査し、問題がなければ新しいI-20を発行します。 通常2〜4週間かかるため、余裕を持って申請しましょう。

4. SEVIS記録の更新

新しいI-20が発行されると、SEVIS(学生・交流訪問者情報システム)の記録が自動的に更新されます。 この時点で延長は完了となります。

重要な注意点

アメリカ国内でI-20を延長する場合、ビザスタンプ自体の更新は不要です。 ただし、一度アメリカを出国する場合は、大使館でビザスタンプの更新が必要になります。

延長手続きで失敗しないためのポイント

期限管理を徹底する

I-20の有効期限は厳格に管理されています。期限切れになると、 不法滞在となり強制退去や今後のビザ申請に深刻な影響が出ます。 スマホのカレンダーにリマインダーを設定し、3ヶ月前には必ず動き始めましょう。

財政証明は確実に準備

延長期間に必要な学費・生活費を証明できる銀行残高証明が必須です。 一般的に年間$20,000〜30,000程度の残高証明が求められます。 親の口座からの証明も可能ですが、スポンサーレターが必要になります。

成績を良好に保つ

ビザ延長には、一定以上の成績(通常GPA 2.0以上)が求められます。 成績不良で延長が認められないケースもあるため、 日頃から学業に真剣に取り組むことが大切です。

転校時のビザ延長手続き

コミュニティカレッジから4年制大学への編入など、 転校を伴う場合の手続きは少し複雑になります。

Transfer手続きの流れ

  1. 新しい学校から入学許可とI-20を受け取る
  2. 現在の学校に転校の意思を伝え、SEVIS記録のTransfer Outを依頼
  3. 新しい学校でSEVIS記録のTransfer Inを完了
  4. 転校後15日以内に新しい学校に登録

プロのアドバイス

転校時期は学期の切れ目(5月、8月、12月)に合わせるのがベストです。 学期途中の転校は手続きが複雑になり、単位移行でも不利になることがあります。

ビザ延長でよくあるトラブルと対処法

トラブル1: 財政証明が不足している

対処法:複数の口座を合算する、家族からのサポートレターを添付する、 奨学金の証明書を提出するなどの方法があります。

トラブル2: 成績が基準に達していない

対処法:成績改善計画書の提出、教授からの推薦状、 追加の語学コース受講などで対応できる場合があります。

トラブル3: 手続きが間に合わない

対処法:すぐに学校と移民弁護士に相談し、 緊急対応の可能性を探ります。場合によっては一時帰国も検討が必要です。

まとめ:計画的な準備が成功の鍵

学生ビザの延長手続きは、適切なタイミングで正確に行えば決して難しくありません。 重要なのは、期限を把握し、余裕を持って準備を始めることです。

不明点や不安がある場合は、学校のアドバイザーや専門家に早めに相談しましょう。 私たちも、ビザ延長を含む留学手続き全般をサポートしています。

迷ったら無料で相談できます

LINEで気軽に相談可能(最短当日返信)。
あなたに最適なプランを一緒に見つけましょう。

よくある質問