F-1ビザで働ける?CPTとOPTの基礎知識
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執筆: NewMe留学 編集部

F-1学生ビザでも、条件付きで働くことができます。この記事では、CPT、OPT、キャンパス内アルバイトなど、F-1ビザでの就労オプションを詳しく解説します。
F-1ビザの就労制限
F-1学生ビザは「学生」として滞在するビザなので、原則として就労は制限されています。ただし、以下の方法で合法的に働くことができます:
- On-Campus Employment(キャンパス内アルバイト)
- CPT(Curricular Practical Training)
- OPT(Optional Practical Training)

1. On-Campus Employment(キャンパス内アルバイト)
条件
- 入学後すぐに可能
- 週20時間まで(学期中)
- フルタイム可能(休暇中)
- 特別な許可不要
仕事の例:図書館スタッフ、カフェテリア、事務補助、TA(ティーチングアシスタント)など
時給:$12〜$20程度(州や仕事により異なる)
2. CPT(Curricular Practical Training)
CPTは、在学中のインターンシップや実習です。学業の一部として認められる就労なので、専攻に直接関連している必要があります。
条件
- フルタイム学生として1年以上在籍(例外あり)
- 専攻に関連する仕事
- 学校の承認が必要
- 雇用主からのオファーレターが必要
重要な注意
12ヶ月以上のFull-time CPTを使うと、OPTが使えなくなります。Part-time CPTなら影響なし。
3. OPT(Optional Practical Training)
OPTは、卒業後に専攻に関連した仕事をするための就労許可です。最長12ヶ月間(STEM分野は36ヶ月)働けます。
条件
- フルタイム学生として1年以上在籍
- 卒業前90日から卒業後60日以内に申請
- 専攻に関連する仕事
- USCISの承認が必要(申請料$410程度)
OPTの種類
- Pre-completion OPT:卒業前に開始(週20時間まで)
- Post-completion OPT:卒業後に開始(フルタイム可)
- STEM Extension:STEM分野は最長24ヶ月延長可能
申請の流れ(OPT)
- 学校のアドバイザーに相談:DSO(Designated School Official)に相談
- I-20の更新:OPT推薦を記載したI-20を取得
- USCISに申請:Form I-765を提出(オンラインまたは郵送)
- EADカード受領:3〜5ヶ月で就労許可証(EAD)が届く
- 就労開始:EADカード到着後、正式に就労可能
比較表
| 項目 | キャンパス内 | CPT | OPT |
|---|---|---|---|
| 開始時期 | 入学後すぐ | 1年後(例外あり) | 卒業前後 |
| 時間制限 | 週20時間 | 制限なし | 制限なし |
| 期間 | 在学中 | 在学中 | 12〜36ヶ月 |
まとめ
F-1ビザでも、条件を満たせば働くことができます。キャリア形成のためにも、CPTやOPTを活用しましょう。ただし、ルールを守ることが重要です。
詳しいキャリアプランは留学までの流れとよくある質問をご参照ください。